RC造とは?S造、SRC造、木造との違いやそれぞれの構造の特徴を解説

独立洗面台、バストイレ別、人気の間取り・・・
お部屋選びをする時はとてもわくわくしますよね。

お部屋選びでは、もちろん上に述べたことも大切ですが、もっと注目すべきは物件の構造です。
構造によって、住み心地や家賃帯等もかなり変わります。

構造選びを間違えると、
・ゆっくり静かに過ごしたいと思っていたのに、隣人の生活音がひっきりなしに聞こえてくる
・家にいる時間はほとんどないのに、家賃にお金をかけすぎてしまった

なんてことが起こってしまうかもしれません。

本記事では、物件の構造ごとの特徴をお伝えし、また、あなたが重視するポイントを満たすことのできる構造がどれか分かるような一覧表を掲載しています。

そして、補足的に、物件を投資対象として購入しようとしている人へ、投資目線でそれぞれの構造の特徴を説明しています。

本記事を読んで、ぜひあなたの考えに合った物件選びをしてください。


1.代表的な4つの建物構造

建物の構造には大きく分けて4種類があります。

まずは簡単にそれぞれの構造についてお伝えします。

木造:
主な構造部分に木材を用いてつくられている構造で、戸建てや小規模アパートなどで採用されています。

 

S(Steel)造(=鉄骨造):
柱や梁など骨組に鉄骨を使用した構造で、構造部分の鉄骨の厚さによって「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」に分けられます。

 

「軽量鉄骨造」:
主要な鉄骨の厚さが6ミリメートル未満のものを指し、主に一般住宅や低層の共同住宅などで採用されています。

 

「重量鉄骨造」:
主要な鉄骨の厚さが6ミリメートル以上のものを指し、主に3階建以上のマンションや店舗ビルなど比較的大きな建築に用いられます。

 

RC(Reinforced Concrete)造(=鉄筋コンクリート造):
鉄筋を組んだ周りを型枠で囲みコンクリートを流し込んでつくられる構造で、中低層の建築物で多く採用されています。

 

SRC(Steel Reinforced Concrete)造(=鉄骨鉄筋コンクリート造):
鉄骨の骨組みの周りに鉄筋を組んでコンクリートを流し込んでつくられる構造で、高層の建築物で多く採用されています。

 

以下で詳しく説明します。


2. 木造

木造は日本の気候に合うことより、昔から主流の工法です。季節に応じて快適に過ごすことができるような手法が凝らされ、多くの人に親しまれてきました。

 

コスト面:
主要材料が木材であることから、他の構造に比べると建築コストを安く抑えられるため、安い賃料で住むことができます。

 

遮音性:
通気性がいい反面、他の構造に比べて音が伝わりやすいというデメリットがありますが、遮音材を多くしたり、
上下階の騒音振動が軽減するようにクッション性の高い床材を使用し遮音性を高めている物件もあるので、
遮音性を高めるための工夫が施された物件を選ぶことである程度遮音性の低さを補える可能性があります。

 

耐震性:
鉄やコンクリートと比べて強度が低そうなイメージを持たれることが多いですが、軽くて強い木材の特性は地震に柔軟に対応することができます。
また、昭和56年(1981年)以降に建築された新耐震基準に則った木造物件は、震度6強~7に達する程度の地震であれば、建物にある程度の被害はあっても倒壊・崩壊までは至らず、震度5強程度の地震であれば、建物の機能を保持できるように設計されています。

 

耐火性:
やはり他の構造と比べると耐火性は劣りますが、木造でも石膏ボードなどの燃えにくい材料を適切に組付けていれば火がつきにくく燃えにくい構造にすることが可能です。

 

2.1コスト重視なら木造が最適

木造は他の3構造に比べると群を抜いて建築コストを抑えることができるため、賃料も安く住むことができます。

出典:国土交通省「建築着工統計調査/住宅着工統計(2019調査)」より作成

1平米あたりの工事費を0.3025で割り戻すと、坪単価に換算できます。
木造1坪あたりの工事費予定額は「17万円÷0.3025」で約56万円。同じように計算すると、鉄筋コンクリート造は約79万円、鉄骨造は約76万円です。
また、解体費用についても1坪あたり約5万円の比較的安価で済みます。

安い分、耐震性等安全面が気になる人も多いようですが、実際は現行の耐震基準で建てたアパートであれば耐震性には問題がなく、木造アパートの平均寿命は50年近いというデータもあります。適切なメンテナンスを行えば、耐久性はさらに延びるでしょう。

また、適切なメンテナンスを施すことで雨漏りやシロアリによる蟻害、木造の腐食といった劣化の進行を防ぐことができます。

2.2遮音性を気にするなら木造は避けるべき

木造は通気性がよく湿気がたまりにくい反面、他の構造と比べると防音性に欠けるという点がデメリットです。
生活スタイルによっては気にならない人もいるかもしれませんが、在宅時間が長い人や家でゆったりと過ごしたいという人、家で楽器演奏を楽しみたい人等は木造は避けた方がよいでしょう。

参考:物件購入を検討している人へ

既にお伝えした通り、木造は建築費が安く済む分、高利回りでの運用がしやすい構造といえます。
また、経年等の要因により発生する修繕費等物件の維持費も、鉄骨造やRC造に比べて安価に済みます。

節税がしたい場合、築古の木造アパートが大変効果的です。
築古木造アパートですと賃料が低く、また、賃貸需要が心配だという声もありますが、築古物件ですと賃料が下落しきっているため、購入時の収益想定が経年によって変動しづらい点も利点といえます。


3.S造(鉄骨造)

鉄骨造とは、柱や梁など骨組に鉄骨を使用した構造のことです。木造の柱がそのまま鉄になったものをイメージするとわかりやすいでしょう。一口に鉄とは言え、人工的に強度を高めたものを使用しているのが特徴です。

ここで注意すべきなのが、鉄骨造の中に重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があることです。
鋼材の厚みが6mm以上のものを「重量鉄骨構造」、6mm未満のものを「軽量鉄骨造」と呼び、前者の「重量鉄骨構造」は主にビルやマンションなど比較的大規模な建築物をつくる際に、後者の「軽量鉄骨造」は一般住宅や小規模店舗などで用いられるケースが多いです。

・コスト面
重量鉄骨造:大量生産が難しく工期も長いため、コストは割高になります。
軽量鉄骨造:重量鉄骨造と比べて部材の大量生産が可能であり、また、工期も短く済むのでコストを抑えることができます。

・遮音性
重量鉄骨造:木造や軽量鉄骨造よりも遮音性は優れています。重量鉄骨造は柱が太いので、その分だけ壁も厚くなり、厚い壁が音の緩衝材になって防音します。ただし、コンクリートの壁があるわけではないので、RC造やSRC造には劣ります。

軽量鉄骨造:木造と比べてやや優れています。重量鉄骨造同様、RC造のようにコンクリートの壁があるわけではなく、壁の構造は木造と似ています。そのため、壁自体の防音性は木造とあまり変わらず、素材の気密性が高い分だけ音漏れが少ないといえます。

・耐震性
重量鉄骨造:骨組みが厚く、また、頑丈な基礎を築くため、木造や軽量鉄骨造に比べて耐震性に優れています。
軽量鉄骨造:軽量鉄骨造は、剛性と粘り強さに優れた鋼材を使用しているため、木造よりも耐震性に優れています。地震のときは揺れながら振動を吸収するため、地震の揺れは感じやすいですが、建物が倒壊する危険性は低いといえます。

・耐火性
重量鉄骨造:鋼材に厚みがあり、軽量鉄骨造よりも耐火性は優れていますが、コンクリートを使用しているRC造やSRC造よりは劣ります。
軽量鉄骨造:薄い鉄骨は熱に弱く、火災の際には急激に強度が弱まって建物が倒壊する恐れがあります。これを防ぐために、通常は耐火被覆の処理を行います。

3.1低コストとある程度の安全性の両方欲しい人は鉄骨造を選ぶべき

鉄骨造は木造とRC造の中間に位置する構造で、後ほどお伝えするRC造・SRC造よりもコストが安く、また、木造よりも耐震性や耐火性が高いという特徴があります。
そのため、コストは抑えたいけれど万が一の場合の安全性も気になるという人におすすめの構造です。

3.2遮音性を重視するなら鉄骨造は避けるべき

木造と同じく、コンクリートを使用しない鉄骨造はRC造やSRC造と比べると遮音性に劣ります。そのため、小さなお子さんがいる等生活音が気になる人は避けた方がよいでしょう。

参考:物件購入を検討している人へ

鉄骨造の物件は、木造とRC造の中間的な位置づけにあります。
そのため、木造よりも堅固な造りがよく、RC造よりも購入価格を抑えたい人におすすめです。

節税という面においては、築古物件を建物比率高く、また、設備を建物と分けて減価償却させることで効果を高めることが可能です。


4.RC造(鉄筋コンクリート造)

RC造とは、主に柱や梁、床・壁が鉄筋とコンクリートで構成されていて、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めたものを指します。

コスト面:
地盤改良と部材の価格が高く、工期が長いことから建築コストが高く、賃料も高くなります。

遮音性:
コンクリートは子供の泣き声等の高音・物音等の低音の両方を遮音でき、木造や鉄骨造と比べて非常に遮音性に優れています。

耐震性:
コンクリートは圧縮力に強く、鉄筋は引っ張る力に強いので、木造や鉄骨造と比べて耐震性に非常に優れています。また、重量があるため、地震の際の揺れは大きくなりますが、倒壊しにくい構造といえます。

耐火性:
不燃材であるコンクリートで覆われているため、高い耐火性を誇ります。

4.1 安全性重視ならRC造が最適

RC造の主材料のコンクリートは不燃材料のため、非常に高い耐火性を備えます。
また圧縮力と引張力を兼ね備えているため、耐久性が高い点も安心につながります。

加えて、遮音能力が高いため、小さい子供がいる家庭や、室内で音楽を楽しみたい人にはぴったりな構造でしょう。

4.2 コストを気にするならRC造は避けるべき

建築コストが高くつく分、賃料も木造等に比べると高くつきます。
また、強固な造りのため、解体費用も高くなります。

そのため、家賃を抑えたいという人はRC造は避けるべきでしょう。

参考:物件購入を検討している人へ

RC造は耐用年数が長く、長期間の融資が期待できる点がメリットです。また、経年により建物が劣化しづらい
点も魅力の1つです。
一方で、建築コストが高くつくため、購入価格が高い(利回りが比較的低い)ことが難点といえます。

お伝えした通りRC造は耐用年数が長く減価償却費がとりづらいため、節税目的ではなく、長期的な資産形成がしたいという人におすすめの構造です。


5.SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

SRC造は鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで施工する構造です。
大型マンションやビルなど大規模な物件の場合、SRC造の工法が多く使われています。

コスト面:
SRC造はRC造よりもさらに凝った造りです。そのため、工期も長期間になると同時に部材代や基盤改良費も高くつくため、あらゆる構造の中で一番コストが高くなります。

遮音性:
鉄鋼で補強していますので、遮音性はあらゆる構造の中で一番を誇ります。

耐震性:
強固なRC造へしなやかさを誇る鉄骨を加えることによって、揺れに柔軟に対応ができるようになるため、耐震性に優れています。

耐火性:
SRC造は、RC造へ鉄骨を加えさらに堅牢な造りとなっているため、トップクラスの耐火性を誇ります。

5.1 安心や住み心地の良さをお金で買うならSRC造が最適

あらゆる構造の中で最も遮音性、耐震性、耐火性が優れています。RC造よりも高い安全性をほこるため、高いお金を出しても安心や住み心地の良さがほしいという人にはおすすすめです。

5.2 高コストが気になるならSRC造は避けるべき

上記の通り、高い安全性をほこる反面、コストはどの構造よりも高くつきます。予算に限りのある人や高コストが気になる人はSRC造は避けた方がよいでしょう。

参考:物件購入を検討している人へ

SRC造の物件先にお伝えした通り、他の構造の中で一番コストが高くつきます。そのため、SRC構造の物件を投資対象として購入する場合、相当賃料が高くとれる場合を除くと投資効率が悪いといえます。

また、SRC造とRC造を強く意識している入居者はそう多くないと思われるため、高い賃料で入居者募集をするにも苦労をするでしょう。

加えて、SRC造は耐用年数も他の構造の中で一番長いため、節税の効果も期待できません。
以上のことから、投資として物件を選ぶ際はSRC造は避けたほうが無難です。


6.部屋を借りるなら自分が重視するポイントを考えよう

賃貸の部屋を探す際は間取りや設備等に目が行きがちですが、物件の構造も物件選びの際に重要なポイントとなります。
以下に構造ごとの強みや弱みをまとめましたので、コストや遮音性等自分が重視するポイントを満たす構造選びに役立ててください。


7.さいごに

もしあなたが物件のオーナーになる前段階として本記事を読んでいるなら、当社の未公開物件情報に登録することをおすすめします。

一般的な不動産投資ポータルサイトに掲載されている物件は、既に他の不動産業者が検討した後等下流の情報です。

当社の未公開物件情報では、WEB上では一切公開していない物件をご紹介させていただけます。

お申込みはこちら:
https://go.musashi-corporation.com/l/584563/2018-08-23/9n7lm8

 

 

 

未公開物件情報も手に入る
武蔵コーポレーションの投資相談

  • 自分が借りられる金額は?
  • 物件のどんなところを見て購入を決めればいいの?
  • 不動産投資でかかる費用は?

など、不動産投資をする上で避けられない疑問や不安を対面でお話しさせていただきながら、解消に向けてサポートさせていただきます。

相談会限定の物件紹介も行なっておりますが、ご紹介を希望されない場合は無理な営業を致しませんので、お気軽にお申し込みください。
(来社面談、WEB面談の両方が可能です)

コメント

one × two =