少額でできる不動産投資方法4つを解説!REITや低予算物件まで

不動産投資 少額
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「資産づくりの方法として不動産投資に興味はあるけど、手元資金がそれほど多く用意できない」という方の中には、小額からできる不動産投資の方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。

少額(1万円~100万円程度)からできる不動産投資には、以下の4つの種類があります。

少額でできる不動産投資

❶不動産クラウドファンディング【1万円~】

❷REIT(不動産投資信託)【5万円~】

❸不動産小口化商品【100万円~】

❹低予算で購入できる収益物件への実物投資【自己資金100万円程度~】

この記事では、この4種類の少額不動産投資について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、具体的にどんな商品があるかまで詳しく丁寧に解説していきます。
1万円~100万円程度の自己資金から不動産投資を始めてみたいと考えている方はぜひ最後までお読みいただき、自分に合う少額不動産投資の方法を見つけてみてください


目次

1. 少額(1万円)から始められる不動産投資は4種類

不動産投資 少額

少額から始められる不動産投資を実現する方法には以下の4種類があります。

※「少額がいくらか」は人それぞれイメージが異なると思いますが、ここではおおむね1万円〜100万円程度の投資額を想定しています。

投資の種類

投資額の目安と内容

おすすめ度

不動産クラウドファンディング

【最低投資金額】1万円〜

【想定利回り】2~6%程度

クラウドファンディング業者が見つけてきた物件に、複数の投資家が投資して、元本+分配金を受け取る仕組み

★★☆☆☆

気軽に投資したい人向け

REIT(不動産投資信託)

【最低投資金額】1口5万円程度〜

【想定利回り】3~4%程度

金融機関で販売されている投資信託の一種で、不動産を対象に投資した商品のこと。利益に応じた配当金が分配される。

★★★★☆

安定収入を得たい方におすすめ

不動産小口化商品

【最低投資金額】100万円程度~(任意組合型)

【想定利回り】3~5%程度

不動産を一口100万円程度に小口化して販売し、その利益を投資額に応じて出資者に分配する商品

★★★★★

利回りは高めでキャピタルゲインも見込める

少額収益物件への実物投資

【最低投資金額】自己資金100万円程度

【想定利回り】3~10%程度(ただし空室リスクも高い)

1,000万円以下で購入できる不動産など、低予算物件に実物投資する方法(区分マンション投資など)

★☆☆☆☆

実物投資するならある程度の資金を用意するべき

それぞれの方法について、なんとなく理解できたでしょうか。次の章からは、それぞれの具体的な内容とメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。


2. 少額(1万円)から始める不動産投資「不動産クラウドファンディング」

クラウドファンディング

少額投資で始められる不動産投資として、まずは最近人気の不動産クラウドファンディングについて解説していきます。

項目

内容

概要

クラウドファンディング業者が見つけてきた物件に

複数の投資家が投資して、元本+分配金を受け取る方法

販売元

不動産クラウドファンディング投資サービス

例:オーナーズブック、WARASHIBE、CREALなど

投資額の目安

1万円〜

メリット

①元手1万円から不動産投資ができる

②億単位の物件に投資できる

デメリット

①換金性・流動性が低い

②1口購入ごとに申込や審査がり、労力がかかる

③元本割れや貸し倒れのリスクがある

おすすめ度

★★☆☆☆

気軽に投資したい人向け

さらに詳しい内容を見ていきましょう。

2.1. 不動産クラウドファンディングとは

不動産クラウドファンディングとは、不動産投資に特化したクラウドファンディングをいいます。2018年に不動産クラウドファンディング専用サイトが立て続けにオープンし、近年注目が集まっている投資といえます。

そもそもクラウドファンディングとは何かというと、資金調達するための手法のひとつで、「こういうプロジェクトを実現したい!」という想いに賛同した出資者が、配当などのリターンを得る代わりにお金を出資することをいいます。

クラウドファンディング

不動産投資型のクラウドファンディングでは、プロジェクト=特定の物件への投資となります。投資家は各ファンドの物件概要や利回りなどを見て投資するか判断します。

ファンドは出資者から集めた資金を元手に不動産投資を実行し、発生したインカムゲイン(家賃収入)やキャピタルゲイン(売却益など)を投資家に分配する流れになります。
運用期間は2年程度が一般的で、投資した元金は運用期間終了後に返済されます。

2.2. 不動産クラウドファンディングで期待できる利回り

クラウドファンディング

出典:オーナーズブック公式サイト

少額から始められる「不動産クラウドファンディング」で期待される利回りは、投資物件やプロジェクトごとに差がありますが、2〜6%程度が平均的な数字となります。

2.3. 不動産クラウドファンディングのメリット

不動産クラウドファンディングのメリットは、大きく以下の2つが挙げられます。

①1口1万円の少額から不動産投資ができる

不動産クラウドファンディングの一番のメリットは、1口1万円という超少額で不動産投資できる点です。

最低投資金額はクラウドファンディングサービスや案件によって異なりますが、多くのサービスで「1口1万円から」をウリにしています。

②少額投資で億単位の物件に投資できる

1億円を超える物件の所有者になるためにはまとまった資金が必要となりますが、不動産クラウドファンディングでは多くの人で資金をまかなうため、億単位の物件に投資できるメリットがあります。

※ただし、実際にオーナーになれるわけではなく、あくまで投資した結果得た利益を分配してもらえる立場に過ぎません。

2.4. 不動産クラウドファンディングのデメリット

少額から始められる「不動産クラウドファンディング」ですが、以下のようなデメリットやリスクを含みます。事前にこうした悪い点も理解しておきましょう。

①換金性・流動性が低い

未上場の会社が発行する有価証券は証券取引所で売買できないため、換金性や流動性は低くなります。次に紹介するREIT(不動産投資信託)のように、「不要になったから売る」ということがしづらい商品です。

また、融資型の場合は、定められた運用期間中の途中解約はできない商品がほとんどです。

②1口購入ごとに申込や審査がり、労力がかかる

1口1万円など少額から投資できる商品ですが、1口ごとに申込や審査が都度必要となるため、労力がかかるデメリットがあります。また、どの案件に投資するか調査する時間もかかります。

1口1万円の投資を行うために時間をかけて選んだリターンが200~600円程度と考えると、投じた労力の割には得られる利益が少ないと考えられます。

③元本割れや貸し倒れリスクがある

投資前の想定利回りを見ると「必ず儲かりそう」な気がしてしまいますが、ケースによっては元本割れや貸し倒れとなるリスクがあります。

出資者から集めたお金で投資した結果、利益が出れば分配されますが、逆に成績が悪ければリターンを支払えないからです。基本的に元本保証は無いため、リスクを承知の上で投資する必要があります。

2.5. 不動産クラウドファンディングのファンド例

不動産クラウドファンディングでは実際どのように募集が行われているのかをイメージするため、ファンドの例を紹介します。

不動産特化型のクラウドファンディングサービスにはいくつもあり、それぞれの特徴があります。ここでは例として「オーナーズブック」に掲載されていたファンドを3つ紹介します。

物件概要

予定利回り

運用期間

募集総額

東京都港区のマンション区分所有(2区画)

5.1%

25カ月

9,900万円

東京都台東区のレジデンス1棟

5.1%

25カ月

4,000万円

東京都中央区銀座のオフィス・商業ビル1棟

3.9%

31カ月

5億5,000万円

参考:オーナーズブック公式サイト

予定利回りが5.1%、運用期間2年のクラウドファンディングに10万円投資した場合、2年で1.1万円のリターンを得られることになります。


3. 少額(5〜70万円程度)から始める「REIT(不動産投資信託)」

リート

少額投資で始められる不動産投資2つ目の方法は、REIT(リート)と呼ばれる不動産投資信託です。まずはその特徴を簡単に表にまとめました。

項目

内容

概要

証券取引所で販売されている金融商品の一種で、不動産を対象に投資した商品のこと。利益に応じた配当金が分配される。

販売元

不動産投資法人が運用し、証券会社などが販売

例:「日本リート投資法人」の商品をSBI証券で購入

投資額の目安

1口あたり

5万円程度〜70万円程度

メリット

①安定的に収入を得られる

②手軽に売買でき、換金性や流動性が高い

③5万円程度から投資可能

デメリット

①株式市場の影響を受けやすく、相場の変動が激しい

②物件選びや運用管理を自分でコントロールできない

③利回りの低下や元本割れなどのリスクがある

おすすめ度

★★★★☆

安定収入を得たい方におすすめ

さらに詳しい内容を見ていきましょう。


3.1. REIT(不動産投資信託)とは

REIT(リート)とは、「Real Estate Investment Trust」の頭文字を取った略称です。金融機関で販売されている投資信託の一種で、不動産を対象に投資した商品の総称です。日本の国内法に則った商品は「J-REIT」と呼ばれています。

J-REIT市場が創設されたのは2001年で、現在では少額の不動産投資としては最もメジャーな方法といえるでしょう。

Jリート

REITを発行している不動産投資法人は、株式会社でいうところの株式に当たる「投資証券」を発行し、投資家はその投資証券を購入します。不動産投資法人はその資金を元に複数の不動産などに対して投資を行い、賃料収入や売買益などで得られた収益を投資家に分配します。

「投資証券」は、株式や一般的な投資信託を買うのと同じように、証券会社を通して簡単に購入できます。

SBI証券

出典:SBI証券「国内株式 > 不動産投資信託(REIT)取扱銘柄一覧」

3.2. REIT(不動産投資信託)で期待できる利回り

J-REITの公式サイト(不動産投信情報ポータル)によると、J-REITの平均分配金利回りは3.63%です(2021年3月24日時点)。

もちろん個別の銘柄ごとに利回りには差があり、低いものでは1%以下、高いものでは5%以上のものもありますが、おおむね3~4%の利回りが一般的です。

3.3. REIT(不動産投資信託)のメリット

REIT(不動産投資信託)で少額で不動産投資するメリットは、以下の3点です。

①安定的に収入を得られる

REITは元本や利回りが保証された金融商品ではないものの、家賃収入を原資に分配金を支払っているタイプの商品を選べば、継続的に安定的に収入を期待できます。不景気であっても家賃は変わらず入ってくるため、分配金に影響が出にくいからです。

レバレッジを効かせられる実物投資と比べると収益性は低いものの、安定的に収益を得たい人に向いています。

②手軽に売買でき、換金性や流動性が高い

REITは上場株式のように証券取引所に上場している商品なので、証券会社を通じてかなり簡単に購入・売却ができます。他の少額不動産投資方法と比べても、換金性・流動性はトップクラスに高い商品といえます。

③5万円程度から投資可能

上場しているJ-REITの投資価格は、銘柄によりますが、安いもので1口2~5万円程度、高くても50~70万円程度となっています(2021年3月24日時点)。銘柄を選べば、1口数万円から不動産投資できるメリットがあります。

3.4. REIT(不動産投資信託)のデメリット

一方で、REITのデメリットといえば以下のようなものが挙げられます。

①株式市場の影響を受けやすく、相場の変動が激しい

証券会社で気軽に売買できるメリットを持つREITですが、株式と同じように売買できるがゆえに、株式市場の影響を受けやすいというデメリットがあります。

例えば2020年2月から3月にかけては、新型コロナウイルスの影響を受けてREITの取引価格は半値にまで下がりました。実物の不動産投資と比べるとかなりボラティリティ(価格変動の度合)が高い金融商品となります。

②物件選びや運用管理を自分でコントロールできない

どの不動産に投資するかなどの運用管理を専門家に任せるREITでは、もちろん自分でそれらをコントロールすることはできません。

実物の不動産投資や不動産クラウドファンディングと比べると、専門家任せというデメリットがあります。

③利回りの低下や元本割れなどのリスクがある

専門家が不動産を運用してくれるREITですが、市場環境や経営破綻、また投資対象不動産が自然災害に遭うなどさまざまな状況が原因で、利回りの低下や元本割れなどのリスクを持っています。

3.5. REIT(不動産投資信託)の商品例

REIT(不動産投資信託)には例えば以下のような商品銘柄があります。

投資法人名

1口価格

分配金

利回り

投資ポートフォリオ

タカラレーベン不動産投資法人

106,400円

5.88%

総合型

オフィスが約8割、残りは住居やホテル、商業施設等

エスコンジャパンリート投資法人

125,500円

5.44%

複合型

首都圏、近畿圏、中京圏、福岡県の生活密着型商業施設及びその底地が主要投資対象

Oneリート投資法人

298,900円

4.88%

事務所主体型

オフィスが約96%、残りが商業施設

※2021年3月25日確認時点の情報です。

REITは、どの収益不動産に集中して投資するタイプかによって「総合型(オフィス・住居・ホテルなど3種類以上)」「複合型(商業施設・底地など2種類以上)」「特化型(特定の収益不動産に集中投資)」の3種類に分かれます。

どんな物件に投資しているか、財務状況はどうか、利回りはどのくらいか、格付け機関による信用度、時価総額などさまざまな角度からREIT商品を選びましょう。


4. 少額(100万円程度)から始める「不動産小口化商品」

不動産投資 少額

少額投資で始められる不動産投資3つ目の方法は、最近注目を集める投資方法である「不動産小口化商品」です。特徴やメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

項目

内容

概要

ひとつの不動産を一口100万円程度に小口化して販売し、

その利益を投資額に応じて出資者に分配する商品。

「任意組合型」「匿名組合型」がある。

販売元

不動産特定共同事業者

例:武蔵コーポレーション「ReBreath Fund」など

投資額の目安

100万円程度~

メリット

①優良物件を一口100万円から購入できる

②不動産を管理・運用する手間がかからない

③所有権を売却できるのでキャピタルゲインも見込める

④相続税対策として使える

デメリット

①現物不動産投資よりは利回りが低くなる

②元本保証や賃料収入の保証はない

おすすめ度

★★★★★

利回りは高めでキャピタルゲインも見込める

それぞれの項目について、さらに詳しく解説していきます。

4.1. 不動産小口化商品とは

リブレスファンド

出典:武蔵コーポレーション「ReBreath Fund」

不動産小口化商品とは、ひとつの不動産を一口100万円程度に小口化して販売し、その利益を投資額に応じて出資者に分配する商品をいいます。
不動産小口化商品の売主は、国土交通大臣または都道府県知事の許可を受けた「不動産特定共同事業者」です。

例えば4億円の不動産なら、一口100万円×400口で販売されるイメージです。

不動産小口化商品には大きく分けて「任意組合型」「匿名組合型」の2種類があり、それぞれ特徴や投資金額が異なります。

任意組合型

匿名組合型

形態

出資した複数の投資家が共同で物件を所有し、共同で事業を行う形態

事業者が主体となって事業を行う形態

事業主体

投資家(共同事業)

事業者(販売元)

投資金額

1口100万円程度~

1口数万円程度~

運用期間

約10年~数10年

数カ月程度~10年以内

特徴

・相続対策として活用できる

・長期運用で安定収入が期待できる

・数万円程度の小額から投資可能

ここでは、より実物投資に近い「匿名組合型」の不動産小口化商品について解説していきます。

4.2. 不動産小口化商品で期待できる利回り

リブレスファンド

出典:武蔵コーポレーション「ReBreath Fund」

物件によって利回りは異なりますが、一般的には年3~5%程度の想定利回りが期待できます。

4.3. 不動産小口化商品(任意組合型)のメリット

不動産小口化商品(任意組合型)のメリットには以下のようなものがあります。

①価値のある優良物件を一口100万円から購入できる

立地が良い優良物件は、不動産価値が高く空き室リスクも低い反面、物件価格がかなり高額になります。そうした人では購入が難しい物件でも、不動産小口化商品なら一口100万円程度で購入できます。

②不動産を管理・運用する手間がかからない

実際の管理・運用(資産管理・会計業務など)は事業者が行うため、投資家には煩わしい手間が発生しないメリットがあります。

③所有権を売却できるのでキャピタルゲインも見込める

最初に解説したクラウドファンディングではインカムゲイン(分配金)しか得られませんが、不動産小口化商品は物件の所有権も分配されるため、物件の売却によるキャピタルゲイン(売却益)も見込めます。

ただし専用のセカンダリー市場は整備されていないため、REITなどと比べると流動性は劣る点に注意しましょう。

④相続税対策として使える

不動産小口化商品は、不動産を持分所有しているのと同じ扱いになります。そのため、相続税対策として有効な不動産購入と同じように、預金ではなく不動産小口化商品として相続することで相続税を節税できます。

4.4. 不動産小口化商品(任意組合型)のデメリット

一方で、不動産小口化商品(任意組合型)のデメリットには以下のようなものがあります。

①現物不動産投資よりは利回りが低くなる

不動産小口化商品では、事業者に物件の管理・運用を委託するため、その分の手数料が引かれた上で利益が分配されます。そのため、実物不動産投資と比べるとやや利回りが低くなる傾向があります。

②元本保証や賃料収入の保証はない

今回紹介したどの商品も同じですが、元本保証や賃料収入の保証はなく、元本割れの可能性があります。ただし不動産を小口化してリスク分散しているため、一般的な実物不動産投資と比べると元本割れのリスクは低いといえます。

4.5. 不動産小口化商品(任意組合型)の具体的な商品例

不動産小口化商品(任意組合型)を販売している事業者は多数ありますが、例として当社(武蔵コーポレーション)の「ReBreath Fund(リブレスファンド)」を紹介します。

リブレスファンド

事業者名・商品名

1口

価格

運用

期間

分配金

利回り

武蔵コーポレーション

リブレスファンド第1号

100万円

10年

~5%

実際に商品を選ぶ際は、物件の特徴や想定利回りをじっくり確認したうえで投資対象を選びましょう。


5. 少額(45万円〜300万円程度)で購入できる収益物件への実物投資

不動産投資 少額少額投資で始められる不動産投資として最後に紹介するのは、低予算の収益物件への実物投資です。その特徴やメリット・デメリットをまとめました。

項目

内容

概要

1,000万円以下で購入できる不動産など、

低予算収益物件に実物投資する方法

(区分マンションなど)

投資額の目安

45万円〜300万円程度

(物件価格の15〜30%程度)

メリット

①実物投資のノウハウを学ぶことができる

②少額で買える物件だと高利回りを見込みやすい

デメリット

①築古などの格安物件だと集客力が低い

②ワンルームマンション投資の場合、収入ゼロになりやすい

おすすめ度

★☆☆☆☆

実物投資するなら、ある程度の資金を用意するべき

さらに詳しい内容を見ていきましょう。

5.1. 低予算で購入できる収益物件とは

小額投資物件の定義はありませんが、だいたい1,000万円以下の物件を想定すれば良いでしょう。

ワンルームマンション投資のような区分所有や、古い戸建て賃貸物件であれば、数百万円〜1,000万円以下で購入できる投資物件が見つかります。

不動産投資における自己資金はおおよそ物件価格の15〜30%用意するのが理想ですので、物件価格が300万円なら45万円〜90万円程度、600万円なら90万円〜180万円程度、1,000万円なら150万円〜300万円程度の自己資金が必要となります。

5.2. 低予算収益物件への投資で期待できる利回り

少額とはいえ収益物件への実物投資となるため、利回りは3~10%程度、平均6%程度を期待できます。

ただし安い価格で買える投資物件は、区分アパートや区分マンションか、かなり築年数が立っている物件などとなるため、その分空き室リスクも高くなります。たとえ利回りが高くても、1部屋のみ所有している不動産が空き室になってしまえば、収入はゼロとなります。

なお、現物不動産投資で期待できる利回り相場については以下の記事で解説しています。

5.3. 低予算収益物件へ投資するメリット

少額の投資物件に実物投資するメリットは、以下の2点です。

①実物投資のノウハウを学ぶことができる

少額とはいえ実際の収益物件に実物投資することで、不動産投資のノウハウを学べます。勉強するつもりで少額から始めて、やがて投資の規模を大きくする戦略ならばありかもしれません。

②少額で買える物件だと高利回りを見込みやすい

物件価格が低い物件ほど利回りは高くなるため、少額投資物件への不動産投資は高利回りが期待できます。

例えば物件価格200万円の戸建て賃貸物件を取得し、月5万円の家賃で貸し出すことができたとすると、初期費用にリフォーム代100万円がかかったとしても、20%の表面利回りを見込めます。

年間収入60万円(5万円×12カ月)÷投資金額(200万円+リフォーム100万円)×100=20%

さらにこの事例では、投資金額の300万円を5年で回収できる計算になります。短期間で投資金額を回収できるメリットもあります。

ただし、空き室リスクはつねに伴います。いかに利回りが高くても、入居者が現れなければ収入はゼロとなります。

5.4. 低予算収益物件へ投資するデメリット

少額投資物件で実物投資する場合のデメリットは以下が挙げられます。

①築古などの格安物件だと集客力が低い

少額で買える格安物件は、魅力が無いため安く売りに出されている物件ともいえます。かなり築古だったり、立地条件がいまいちだったりという「格安で買える理由」がある物件となります。

そのため、せっかくリフォームなどをして賃貸に出しても、入居者が決まらない可能性が高くなります。その結果家賃を下げざるを得なくなり、期待した利回りを得られないことも考えられます。

②ワンルームマンション投資の場合、収入ゼロになりやすい

低予算収益物件に投資する場合、選択肢としてワンルームマンション投資を選ぶ方もいるでしょう。しかし、ワンルームマンション投資の場合、所有している一部屋に住んでくれる人が見つからなかった場合、家賃収入はゼロとなります。

収入がゼロでもローン返済や経費はかかってくるため、結果的に赤字になり、手出しが発生してしまいます。
一方、一棟アパートやマンションならば部屋が複数あるため、空室リスクは分散されます。

5.5. 低予算収益物件(1,000万円以下)の物件例

低予算収益物件

出典:不動産投資☆連合隊 特集「少額投資向け1000万円以下の物件特集」

最後に、実際に売り出されている1,000万円以下の収益物件にはどのようなものがあるか、例を一部紹介します。上記の情報サイトで実際に売り出されていた物件をいくつかピックアップしました。

価格

利回り

交通

現況・築年数・間取り

区分マンション

400万円

12%

豊水すすきの駅から徒歩3分(北海道)

賃貸中・築40年・2DK

一戸建て

107万円

22.42%

折尾駅から徒歩17分(福岡県)

賃貸中・築53年・4DK

一棟アパート

580万円

20.27%

青柳町駅から徒歩3分(北海道)

総戸数3戸中 1戸賃貸中・ 築47年・3LDK×1戸、1LDK×2戸

※2021年3月28日確認時点の情報です。

予算1,000万円以内で購入できる物件は意外に多く見つかります。ただし、築年数が古い、交通の便が悪いなどの条件付きのものが多いため、どの程度の集客を見込めるかしっかり判断することが必要です。


6. 少額から始める不動産投資では大きく資産は増えにくい

不動産投資少額今回、用意できる金額が少額でも始められる不動産投資の方法について、4つの方法を紹介してきました。こうした方法について、手元の資金が少なくても投資できる点でメリットが大きいと考えた方もいるかもしれません。

確かに今回紹介した中には、REITや不動産小口商品など安定的に資産運用する方法として優れているものもあります。しかし、安定的に利益を出す可能性は高いものの、短期間で大きく儲けることは難しいといえます。

少額から始める不動産投資だと大きく儲けにくい理由

◎クラウドファンディング・REIT・不動産小口商品

➡安定的に利益を出せたとしても、レバレッジを利かす効果は効きにくいから

◎少額投資物件への実物投資

➡そもそも魅力度の低い投資物件なので、空室リスクや値下げリスクが大きいから

当サイトとしてはやはり、不動産投資をするなら、ある程度の自己資金を用意して実物投資すべきと考えます。多少高くても良い物件を買った方が収益性の高い不動産投資ができます。

不動産投資におけるレバレッジの重要性については、以下の記事もぜひお読みください。


7. 少額不動産投資に慣れたら一棟マンション投資がおすすめ

不動産投資 少額

小額から始められる不動産投資は、コツコツ安定的に収入を見込めるものもありますが、収益性はそれほど高くないものです。

少額不動産投資に慣れて自己資金がある程度貯まった時点で、一棟アパート投資など、より資金効率の高い投資を目指すのがおすすめです。

一棟アパート投資のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

一棟アパート投資のメリット

◎小さな手間で、大規模な資産形成を行える

◎自分で投資効果をコントロールできる

◎所得税や住民税対策の効果が大きい

なぜ一棟アパート投資がいいのかさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。



まとめ

この記事では、小額でできる不動産投資の4種類の方法について詳しく解説してきました。

小額でできる不動産投資

❶不動産クラウドファンディング【1万円~】

❷REIT(不動産投資信託)【5万円~】

❸不動産小口化商品【100万円~】

❹低予算で購入できる収益物件への実物投資【自己資金100万円程度~】

それぞれの特徴やメリット・デメリット、実際にどんな商品があるかを知り、どういうものかを具体的にイメージできたのではないでしょうか。

これらは、手元資金が少ないけれど不動産投資を始めてみたいという方のファーストステップとしておすすめです。ただし、「本気で収益性の高い不動産投資にチャレンジしたい」という方には、ある程度の自己資金を用意して最初から一棟アパート投資など資金効率の良い投資方法を検討してみることをおすすめします。

当サイトでは不動産投資についてのさまざまな情報を定期的にお届けしていますので、ぜひ他の記事もお読みください。また、興味があれば資料請求やセミナーにも申込いただければ嬉しいです。

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